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吐出管騒音 — 圧力ベースの診断と単純聴音診断の区別

考えられる原因

聴音のみで判断する落とし穴 — 同じ音でも原因が異なる

点検: 同じ音 — 異なる原因対応:①「wzz-wzz」ハム音:a) 接触器コイルチャタリング、b) インバータ PWM キャリア漏洩、c) 変圧器コア磁束飽和。②「tap-tap」金属打音:a) 吐出脈動+吐出管振動、b) 圧縮機内部軸受摩耗、c) 液管内液+ガス混在。③高音「whistle」:a) 狭隘部のガス流速過大(逆止弁、TXV 詰まり)、b) コイル絶縁亀裂でコロナ放電。聴音のみでは識別困難 → 圧力・電流・振動測定で確定。

処置: 方法:①デジタルマニホールド+クランプメータ+振動計を併用。②聴診棒で騒音発生位置を一つずつ特定(マフラ側、圧縮機外殻、吐出管曲げ部、逆止弁、コイル本体等)。③インバータシステムでは運転周波数を変えて聴取 — 特定周波数のみで発生ならインバータ側故障、全周波数で発生なら機械側故障。④聴音のみでの結論禁止 — 「音だけで圧縮機交換」と判断した事例の多くは実はマフラ劣化や防振マウント摩耗。

体系的アプローチ — 4 軸測定後に結論

点検: 4 軸同時測定:①圧力(低圧・高圧)— デジタルマニホールドのグラフで 5 分間安定データ取得。②電流(クランプメータ、RMS+変動)— インバータ・接触器・圧縮機を個別に測定。③振動(加速度計または振動計)— 圧縮機・マフラ・吐出管 3 点。④温度(吸入管・吐出管・外気・庫内)— クランプ式 K 型熱電対。分析:4 軸時系列を併せて見ることでどの軸が先に変動するか(因果の時間差)を識別 → 故障位置を絞り込み。

処置: 活用パターン:①圧力が先に変動 → 冷媒側故障(マフラ・逆止弁・脈動)。②電流が先に変動 → 電気側故障(接触器・インバータ・コイル)。③振動が先に変動 → 機械側故障(軸受・圧縮機マウント・吐出管曲げ部)。④温度が先に変動 → 負荷側変動(外気・庫内負荷)。データロギング後写真・動画で記録 → 次回点検時の比較資料に。聴音のみで結論し誤った部品を交換するのが最大のコスト損失。

現場のコツ

現場診断のコスト↓+精度↑の秘訣:デジタルマニホールド一式(約 300~500 ドル)+デジタルマイクロン真空計(200~300 ドル)+赤外線温度計(100 ドル)に投資。これら 3 種でケースの 90% 診断可能。聴診棒・振動計は高価だが年単位レンタル可。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

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