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PTチャート使用法 — 圧力↔温度換算診断
考えられる原因
冷媒別PTチャート — 同じ圧力でも冷媒により飽和温度が異なる
点検: 測定前に必ず使用中の冷媒種類確認 — 銘板または充填ラベル。誤った冷媒PTで換算すると過熱度/過冷却度診断が完全にずれる。例:1.0 MPa(g) で R-22=24°C、R-410A=11°C、R-134a=39°C、R-404A=5°C。
処置: 1) デジタルマニホールド使用時は冷媒メニューから正確な種類選択 — 自動PT換算。2) 紙のPTチャート携帯(R-22/R-134a/R-410A/R-404A/R-32/R-454B/R-744 7種)。3) 不明冷媒は作業中止 — 推測作業禁止。4) チャートがゲージ圧(g)か絶対圧(abs)か確認 — 1気圧(0.1 MPa)差。
グライド(Glide)冷媒 — 単一圧力に2つの飽和温度(液・蒸気)
点検: R-407C、R-454B、R-448A、R-449A等の混合冷媒はグライド存在。PTチャートに「Bubble」(液飽和)と「Dew」(蒸気飽和)の2カラム。過冷却度計算=Bubble温度使用、過熱度計算=Dew温度使用。単一カラムチャートでは5°C以上の誤差。
処置: 1) グライド冷媒作業時は必ずデュアルカラムPTチャート使用。2) デジタルマニホールドは自動でBubble/Dew分離表示 — 冷媒選択時にGlide表記確認。3) 充填は液相のみ(ガス相充填は組成分離発生)。4) 漏れ後の補充禁止 — グライド冷媒は漏れで組成変化、全量回収後に新品冷媒で充填必須。
圧力単位混同 — MPa, bar, psi, kPa換算エラー
点検: 換算:1 MPa = 10 bar = 145 psi = 1000 kPa。米国製ゲージ(psi)と韓国・日本PTチャート(MPa)の混用で頻発するエラー。両方の単位系で確認 — 例:R-410A正常高圧 約3.0 MPa = 30 bar = 435 psi。
処置: 1) デジタルマニホールド単位設定メニューで現場標準に合わせて単位統一。2) 紙チャートは両単位併記版使用。3) 不明時は換算アプリ(Refrigerant Slider等)活用。4) 誤った単位で診断したメモは即時修正 — 次回作業者の混乱防止。
PTチャートは暗記するものではなく「常に手元に置く」ツール。デジタルマニホールド+紙チャート併用が標準。グライド冷媒と圧力単位混同が最も頻繁なミス原因。
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