チラー低圧(LP)トリップ — 冷媒不足または膨張弁異常
考えられる原因
冷媒漏れ — シャフトシール、フランジ、バルブガスケット
点検: ゲージマニホールド接続後に低圧確認(R-134a基準:正常3.5~4 bar、以下なら漏れ疑い)。電子リークディテクターでシャフトシール・フランジ・サービスバルブを順に点検
処置: 漏れ箇所修理 → 500ミクロン以下まで30分以上真空引き → 電子秤で規定量充填
膨張弁(TXV/EEV)詰まりまたは不良
点検: ゲージで過熱度測定 — 15°C超(正常5~8°C)ならTXV詰まり疑い。バルブ前後の温度差を確認
処置: TXVストレーナーを清掃または交換 → 過熱度を5~8°Cに再調整。EEVはコントローラー出力信号(0~10V)とステップ数確認後に交換
フィルタードライヤー詰まり
点検: フィルタードライヤー前後の温度測定 — 出口が入口より2°C以上低ければ詰まり。サイトグラスの水分インジケーター(黄色=湿り、緑色=正常)確認
処置: フィルタードライヤー交換(使用1~2年後または水分インジケーター飽和時)。交換後30分以上真空引き → 再充填
低圧保護スイッチ自体の不良
点検: ゲージで実際の低圧を確認し、トリップ設定値と比較 — 実圧力が正常でもトリップするならスイッチ不良。端子短絡テストで確認
処置: LPスイッチ交換。短絡テスト後の仮運転は可能だが、必ず根本原因も同時に調査
現場のコツ
サイトグラスの気泡持続 = 冷媒不足。気泡なしでLPトリップ繰返し = 膨張弁またはスイッチ不良の可能性が高い。
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