操作盤からの起動指令に圧縮機が無応答
考えられる原因
電源未供給またはブレーカートリップ
点検: マルチメーターでメインブレーカー→制御盤ヒューズ→端子電圧の順に測定。電源表示灯とパネルディスプレイの点灯確認
処置: ブレーカーをリセットして再起動。再トリップ時は原因(過電流・地絡)を分析して交換。ヒューズ溶断時は同定格で交換後に原因調査
低圧インターロック — 冷媒圧力が最低値未満
点検: ゲージマニホールドで低圧を実測。コントローラーのエラーコード確認(LP インターロック警告出力)。停止中の均圧確認 — 均圧正常でもインターロック継続ならLPスイッチ不良疑い
処置: 冷媒圧力低下原因(漏れ)修理後に再充填。LPスイッチ不良確認時に交換 — 必ずゲージで実圧確認後に判定
油圧障害トリップ(低油圧)
点検: 油サイトグラスで油面確認 — 下限以下なら補充が必要。油差圧スイッチ出力信号点検。オイルフィルターΔP 0.15 MPa超で詰まり
処置: オイル補充(メーカー指定油種必須) → オイルフィルター交換 → オイルポンプ動作確認。油分離器不良時は交換
フロースイッチ未作動(フロースイッチパドル破損)
点検: 実冷水流量確認後、フロースイッチ端子電圧測定 — 流量正常でも端子開放ならスイッチ不良。パドル破損は目視で確認可能
処置: フロースイッチ交換(パドル破損時はスイッチアセンブリ全体の交換推奨)。配線接続不良時は端子再接続
現場のコツ
起動不可時はまずコントローラーのエラーコード確認 — メーカーマニュアルと照合すれば70%以上の原因を特定可能。エラーコードなしなら電源から順に点検。
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