R-Pro現場事例チラー

プロセス温度未達 — チラー設定値に到達しない

考えられる原因

冷水流量低下 — Yストレーナー詰まり、エアロック、ポンプ不良

点検: 蒸発器冷水入出口温度差ΔT測定 — 8°C超(正常5~8°C)なら流量不足。Yストレーナー前後差圧50 kPa超なら詰まり確定

処置: Yストレーナー清掃 → エアベント開放でエアパージ → ポンプ電流が定格比15%以上低下時にインペラ交換

冷媒不足または過充填

点検: サイトグラスの気泡確認(不足)またはゲージで過冷却度測定(過充填時は15°C超)。R-134a高圧正常範囲:14~16 bar確認

処置: 不足:漏れ修理後に規定量充填。過充填:回収装置で一部回収後に再調整

スクリュー圧縮機スライドバルブ固着

点検: コントローラーの容量指示が50%または100%に固着しているか確認。オイルポンプ稼働後にソレノイド手動ON/OFF — 位置変化なしで固着確定

処置: オイルサンプル:TAN 0.5 mgKOH/g超またはISO VG 68±10%逸脱で即交換 → オイルフィルター同時交換 → スライドバルブ油圧回路点検・修理

不凍液濃度不足または温度センサー誤差

点検: 屈折計で現場5分以内に不凍液濃度測定。温度センサーは基準温度計と交差確認 — 1°C超偏差なら交換

処置: 不凍液30%未満なら直ちに原液補充(EG 30% = 氷点-16°C)。温度センサーを再校正または交換

現場のコツ

「50%ルール」:修理費が新品の50%超+使用12〜15年以上+R-22冷媒使用時は交換検討。冷水ΔT 8°C超が最初の診断指標。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

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