R-Pro現場事例チラー

プライマリ/セカンダリポンプデカップラー逆流 — バイパス配管設計ミス

考えられる原因

デカップラー直管長6D未確保で逆流発生

点検: デカップラー配管を実測 — 管径(D)の6倍以上の直管長確保を確認。デカップラー両端に仮設温度計 → リターン側温度が供給側より0.5°C以上高ければ逆流確定

処置: 直管長6D以上確保 — 既存配管が短ければ延長施工。即時対処不可なら、デカップラーにスプリングチェックバルブ1個追加 → プライマリ流量(LPM) ≥ セカンダリ流量になるようプライマリポンプ速度上昇調整

プライマリ流量 < セカンダリ流量 — 超過分が逆流

点検: プライマリ・セカンダリ各々の流量測定(超音波流量計またはBMS表示値)。プライマリ流量 < セカンダリ流量なら逆流中。供給温度上昇(冷水7°C → 8.5°C以上)は逆流による温リターン水混入疑い

処置: プライマリポンプ回転数増加(インバーター周波数3~5 Hz上昇) → 流量測定再確認。セカンダリループバランシングバルブ再調整 — 各ループ流量偏差±10%以内。流量計未設置時はクランプ式超音波流量計で仮測定後に恒久設置検討

セカンダリループバランシング不良 — ループ間流量偏差30%超

点検: 各AHUまたはFCU入出口温度差確認 — ΔT偏差が大きいほど流量不均衡。自動バランシングバルブ(PICV)未設置の場合、各ループのバランシングバルブ開度状況を把握

処置: 各ループバランシングバルブを順次調整 — 最も遠いループを基準(100%開度)として残りのループを比例調整。調整後に全体再測定し総流量減少なし確認。長期的にPICV(圧力独立型制御バルブ)への交換推奨

現場のコツ

デカップラーリターン側温度が供給側より0.5°C高ければ逆流中 — 直ちにプライマリポンプ速度を上げて修正。

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