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冷凍機油は「どんな油でも」ではない — 冷媒に合うオイル選び

Field notes from a working refrigeration & HVAC technician

コンプレッサーに間違ったオイルを入れると壊れます。現場でオイルと冷媒がどう合うべきかを整理します。

前回、オイルが真っ黒に焼けたコンプレッサーをお見せしました。では正常なオイルと合う冷媒とは?コンプレッサーを生かす二つ — 冷凍機油と冷媒の話です。

コンプレッサーや冷媒作業の典型的な資材です。緑のボンベが冷媒R-22、ストライプの缶が冷凍機油SUNISO 3GS。この二つは相性の合う組み
コンプレッサーや冷媒作業の典型的な資材です。緑のボンベが冷媒R-22、ストライプの缶が冷凍機油SUNISO 3GS。この二つは相性の合う組み合わせです。

冷凍機油は一つではなく三つの仕事をします — 潤滑(ベアリング・ピストン・クランク軸)、冷却(内部熱の一部を運ぶ)、密封(ピストンリングとシリンダーの隙間を埋め圧縮を漏らさない)。オイルが不足したり焼けると三つが一度に崩れ、コンプレッサーが死にます。

核心はこれ — オイルは冷媒で決まります。R-22などHCFCは鉱油(写真のSUNISO 3GS)。R-410A・R-404AなどHFCはPOE(ポリオールエステル)合成油が必要 — 鉱油は混ざらず潤滑が切れます。R-410A設備にR-22鉱油を入れると、健全なコンプレッサーもやがてベアリングが焼き付きます。「油なら何でも」こそ避けるべき誤りです。

オイルがいる場所がここ — コンプレッサーのクランクケースです。中でクランク軸とベアリングが回り、下に溜まったオイルがその摩擦を全部受け止め
オイルがいる場所がここ — コンプレッサーのクランクケースです。中でクランク軸とベアリングが回り、下に溜まったオイルがその摩擦を全部受け止めます。だからオイルの状態がコンプレッサーの寿命を決めます。

R-22自体は世界的に削減中です(オゾン層を壊すHCFC)。だからR-410A・R-404A・R-32などの代替冷媒にますます出会い、それぞれ合うオイルが違います。現場の三原則 — コンプレッサー交換・オーバーホール時はその設備の冷媒に合うオイルを入れる、一つのシステムに異なる冷媒を混ぜない、補充は同じ規格で。設備ごとに冷媒が違うので、私は顧客・設備ごとに冷媒とオイルの種類をR-Proに記録します — 次の訪問で迷いません。

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