R-Pro現場事例エアコン

室内機からの水漏れ・排水不良

考えられる原因

ドレン管の詰まり — スライム・藻類・ほこり

点検: ドレンパンに水を注いで流れ出るか確認。排管出口に流れなければ詰まり。懐中電灯でパン内部のスライム堆積確認。

処置: 1) ドレン管に50°C温水を注いでスライムを軟化。2) 出口側から真空吸引または高圧エア(0.3 MPa)吹き込み。3) 酢+重曹混合液注入→15分待機→水洗い。3ヶ月ごとの予防清掃を推奨。

ドレンポンプ不良

点検: ドレンパンに水を満たしてポンプが自動起動するか確認。フロートスイッチを手動で上げてポンプ動作をテスト。ポンプ電源供給電圧確認(通常220VAC)。

処置: フロートスイッチの異物清掃→再テスト。清掃後も不動作なら単品交換(同一揚程・流量仕様確認)。インペラーの詰まり有無も確認。

蒸発コイル結氷 — 冷媒不足またはフィルター詰まり

点検: 室内機の空気フィルター詰まり目視確認。低圧ゲージで吸入圧力測定(R-410A冷房0.5 MPa以下で結氷リスク)。室内機吸込口温度測定——12°C以下なら結氷条件。

処置: 結氷時:圧縮機を即時停止しファンのみ運転(FAN ONLY)で強制融解——自然解氷は庫内品損傷リスクあり。3kW熱風器またはスチームガン使用で30~60分に短縮可能。解氷後:空気フィルター清掃と冷媒量確認。冷媒不足なら漏れ探知後補充。

ドレンパンのひび割れまたは傾き不良

点検: パン取り外し後に目視でひび割れ確認。水準器でパンの傾き確認——排水口方向に1/100以上傾いていること。長時間停止後にパン内水溜まり確認。

処置: ひび割れ:エポキシ樹脂で応急補修可能だがPVCパンは交換推奨。傾き不良:室内機ブラケット再調整またはパン下部にくさび挿入で傾き確保。

現場のコツ

ドレン配管は3ヶ月ごとの予防清掃が最善。高湿環境(冷凍庫前室、クリーニング店等)は1ヶ月ごとに実施。水が吹出口方向から落ちる場合は結氷融解水の可能性が高い。

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