R-Pro現場事例部品

ロータリー吐出リードバルブ疲労破損 → 高圧側逆流

考えられる原因

運転サイクル累積によるリードバルブ金属疲労

点検: 圧縮機分解後リードバルブ目視確認:亀裂・変形・腐食——変色(黄褐色)は即交換。シックネスゲージでバルブシート密着確認、0.02 mm超の浮きは交換

処置: リードバルブ交換 → 吐出マフラー分解洗浄(金属粉・炭化オイル除去)→ 冷媒酸度テスト(酸性なら全量交換+ドライヤー交換)→ 再組立後停止直後の高圧降下確認(1分以内に0.5 MPa超降下で逆流疑い)

冷媒中の水分・酸形成によるリードバルブ表面腐食

点検: リトマス紙または専用酸度テストキットで冷媒pH確認——酸性反応で冷媒汚染確定。フィルタードライヤー表面が周囲より低温なら飽和状態

処置: 冷媒全量回収 → フィルタードライヤー交換 → 500 μmHg以下30分以上真空引き → 新冷媒規定量充填 → 運転24時間後に酸度再確認

液圧縮・過充填によるリードバルブへの瞬間過圧 → 塑性変形

点検: 吸入スーパーヒート測定:正常5~10°C、3°C未満なら液バックの可能性大。スケール充填で充填量確認:仕様対比10%超過充填かどうか

処置: 過充填なら余剰冷媒回収 → TXV再調整(スーパーヒート5~8°C目標)→ クランクケースヒーター常時ON確認 → リードバルブ交換後に再充填

現場のコツ

圧縮機停止後1分以内に高圧が低圧と急速に均圧化する場合、吐出リードバルブ逆流を最初に疑う。傷なしで圧力比だけ低い場合はバルブ問題。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

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