R-Pro現場事例部品

ツインロータリー位相同期不良 → 異常振動増大

考えられる原因

上下シリンダー位相角(180°)維持用ダウエルピンの摩耗または脱落

点検: 振動計で圧縮機外壁の振動を測定——正常<2.8 mm/s(RMS)、4.5 mm/s超は即停止。分解後ダウエルピン確認:ピン直径公差±0.01 mm以内かどうか

処置: 摩耗ダウエルピンを新品交換 → 上下シリンダー再組立時にトルクレンチで15~20 N·m均一適用 → 指定オイル(VG32~46)交換 → 修理後振動再測定(目標2.0 mm/s以下)

クランクシャフト偏心部摩耗 → 上下ロータのストローク不均衡

点検: マイクロメーターでクランクシャフト偏心部の真円度測定——偏差0.02 mm超なら交換。振動周波数分析で回転数の2倍成分が強ければストローク不均衡の兆候

処置: クランクシャフト交換 → 組立前に新品偏心部の真円度再確認 → 組立後振動測定:2.0 mm/s以下復帰確認。継続する場合はバランスウェイトを点検・調整

高粘度オイル使用(VG68以上)または組立不良(ボルトトルク不均一)

点検: オイル粘度確認:ラベルまたは粘度計でVGグレード確認——VG68以上なら即交換。最近の整備履歴確認:シリンダーボルトトルク記録照会

処置: 指定粘度(VG32~46)のオイルに全量交換 → シリンダーボルト締結状態確認後、トルクレンチで15~20 N·m再締め → 振動再測定:目標2.8 mm/s以下

現場のコツ

ツインロータリー振動診断:2.8~4.5 mm/s区間での運転継続禁止——4.5 mm/s警報前に予防分解を推奨。振動計がない場合、手の感触よりドライバーの柄を使った聴診が正確。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

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