蒸発器圧力(SST)が設計値対比過度に低下 — 風量または流量不足
考えられる原因
送風機ベルト緩みまたは切断
点検: ファン回転数低下により蒸発器通過風量減少
処置: SST測定と設計値比較 — R-410A設計SST 5°C=0.88MPa、実際0.60MPa以下なら深刻な低下として即座に原因特定
室内機ファンモーターのベアリング摩耗による抵抗増加
点検: 電流は上昇するが回転数不足
処置: 風量確認 — ファンRPM測定(ストロボスコープ)、ベルト張力確認(たわみ10mm以内)、モーター電流測定(定格±10%以内)
冷水ポンプインペラ摩耗
点検: 流量計で設計流量比20%以上の低下を確認
処置: 冷水流量確認 — 圧力計でコイル前後の圧力差を測定し設計圧損と比較。流量不足時はポンプ性能曲線と現在の運転点を照合
冷水配管内のエアポケット
点検: 低流速区間での気泡停滞
処置: 配管エアパージ — 自動エア排出器の手動開放または高点配管ボールバルブ開放でエアを除去
冷水ストレイナー詰まり
点検: ポンプ吸入側の過大な圧力損失
処置: ストレイナー清掃 — 吸入圧力計確認後ストレイナーを分解洗浄、再組立後に流量を再確認
現場のコツ
SSTが低下し過熱度が同時に上昇すれば流量不足、SSTが低下し過熱度が正常なら冷媒過充填の可能性。両値を同時に読んで原因の方向をまず判断せよ。
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