R-Pro現場事例冷凍・超低温

2段圧縮機の吐出ガス温度が高すぎる(オイル炭化・粘度低下)

考えられる原因

中間冷却(インタークーラー)不足 → 高圧段の吸入ガスが過熱したまま入る

点検: 吐出管温度を測る。鉱油潤滑での許容最大吐出ガス温度は130~140°C。これを超えるとオイルが炭化し粘度が落ちて潤滑が破綻する。中間冷却器の入出口温度差と中間圧も併せて読む。

処置: まず中間冷却系統を復旧する — 液噴射(リキッドインジェクション)ノズル詰まり、中間冷却器コイル汚れ、中間圧設定のずれを点検・是正する。密閉フラッシュ型中間冷却器は、凝縮圧コイル内の液が中間飽和温度より約10K上まで過冷却される設計。すでにオイルが黒く変質し粘度が落ちていればオイルとフィルタドライヤを交換し酸価試験を行う。

現場のコツ

💡 2段にする理由:蒸発温度が下がるほど圧縮比が大きくなり、1台で押し切ると吐出ガスが熱くなりすぎてオイルが焼ける。そこで低段(ブースター)と高段に分け、その間でガスを冷やす。2段圧縮機はオイルサンプが中間圧にあるため、単段機と同じ感覚でオイルレベル・油戻りを判断しないこと。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

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