R-Pro現場事例冷凍・超低温

超低温(-50°C以下)二段圧縮システム中間圧力制御不良

考えられる原因

インタークーラーフロートバルブ固着 — 中間圧力が正常範囲(R404A基準3.5~4.5 bar)から外れる

点検: 起動30分後の中間圧力ゲージ確認 — 0.5 bar以上変動または設計値逸脱でフロートバルブ疑い

処置: 1. 冷媒回収後インタークーラーフロートバルブ分解点検 2. バルブシート・ボールの腐食または汚物固着除去後再組立、必要時交換 3. 中間圧力を設計値(R404A: 3.5~4.5 bar、R22: 4.0~5.0 bar)に復元確認

低段吐出温度120°C超 → 中間圧力上昇

点検: 低段圧縮機吐出温度センサー確認 — 120°C超の場合、低段膨張弁過熱度設定確認

処置: 1. 低段膨張弁過熱度を8~12Kに再調整 2. 低段圧縮機冷却水(水冷式)またはオイルクーラー点検 3. 運転中30分周期で吐出温度モニタリング

中間圧力調節弁(EPR)設定値ずれまたは固着

点検: EPR設定圧と実際の中間圧力を比較 — 設計中間圧力±0.2 bar超の偏差でEPR調整または交換必要

処置: 1. 調整ねじでEPR設定値を再調整(メーカー設計中間圧力±0.2 bar以内) 2. EPR固着時は冷媒回収後分解点検・交換 3. 調整後30分安定化運転で中間圧力確認

インタークーラー内冷媒オイル蓄積 — 伝熱面積減少で中間温度上昇

点検: インタークーラーオイルドレインバルブ開放時の排出量確認 — 100mL/月以上なら過剰蓄積

処置: 1. インタークーラーオイルドレン実施 — 回収量記録 2. オイル回収ライン詰まり確認・清掃 3. オイルセパレーター効率低下確認(オイル捕集量減少時は交換)

高段吸入逆止弁漏れ — 逆流で中間圧力不規則変動

点検: 高段圧縮機起動・停止時の中間圧力逆流現象観察 — 停止時に中間圧力が上昇すれば逆止弁漏れ確定

処置: 1. 冷媒回収後高段吸入逆止弁分解点検 2. シート摩耗時は交換(同一仕様逆止弁) 3. 再組立後、起動・停止時の中間圧力安定性再確認

現場のコツ

二段システムの中間圧力は起動30分後に安定。30分以内に0.5 bar以上変動する場合はフロートバルブを先に点検。

565件すべてR-Proでオフライン利用可。62ブランドのエラーコード、冷媒108種のP-Tデータも。

R-Proを開く →

関連事例